私は英会話教室も毎週行きましたし、聞き流すだけでOKといった教材や、コンピュータを使って発音を直す教材や、いろいろやりました。セインカミュさんや、石川遼さんが勧めている教材も使いました。通販の英語セットもやってみました。
時間はかけたつもりですが、あまり英語ができた感じがありませんでした。なんていうんでしょう、今思うと、頭の中がかえって整理されないようになって、思考がぐちゃぐちゃになった気分でした。
特に、一日のうち複数の教材を使ったとき、本当に混乱しました。
「ここでやめられない」と、有名な網野智世子さんの教材も買いました。「10国語もできるなんていいな」と思って。「きっと、何かヒントが見つかるかな。」
教材を購入し、この、「10ヶ国語使える」ということは、大変な意味を持つことがわかりました。つまり、「網野さんは、英語の上手な人」ではなく、「語学を勉強するやり方を知っている人」「語学がなんだか知っている人」だったのです。
網野さんのひとつの方針に従って勉強すれば、語学は一本の道の上をとおるようなものなのですね。
どの言葉も同じで、表現するやり方が違うだけ。言葉の本質をわかれば、後はそれを応用するだけ。
これが、私が教材から理解したことです。
確かに何ヶ国語もしゃべれる人がいますが、頭はひとつなので、言葉は複数でも意思は一つです。
つまり、言葉にする前に、人間は頭の中に伝えたいことがどの人でも、どんな言葉を使う人でもあるのです。その気持ちを、英語なら英語を使って表現することが必要で、そこから出発しないと、英語を勉強しても使えない、ということです。
うまく説明できませんね。
つまり、今までの勉強は、ジグソーパズルの一つ一つを集めて絵を作ろうとしていたようなもので、網野さんの教材は、スケッチでいいから自分で絵を描くことを勉強すれば、初めから人に伝わる。後は、この技術を磨くだけ、といったところでしょうか?
これでも、うまく伝わりませんね。
私は、網野さんの教材に従って、半年でTOEIC500点から850点が取れるようになりました。英会話も、臆せずできます。それは、網野さんの教材で、言葉に対する考え方を変えたからです。
網野さんが特に重要視するのが「動詞」です。私は、名詞が初めかと思っていたのですが、「人間の行動は動詞から始まる」という基本方針なのです。
どうぞ、お時間があるとき、一度、網野さんのホームページを見てみてください。
おすすめします。